足の裏には汗を出す汗腺はあるのですが皮脂を出す皮脂腺がないので、皮膚表面の水分を保持しにくいため非常に乾燥しやすい部分です。
しかも手足は体の末端にあるので水分や栄養が届きにくく、気を抜くとすぐに乾燥してしまいます。
足の皮膚の乾燥が長く続くと肌の角質層がどんどん厚くなり、更に硬くもろくなってしまって足裏に亀裂やヒビ割れなどのトラブルを起こしやすくなります。
このような場合、硬くなった角質層の上から保湿ケアをしても保湿成分が浸透しにくく、効果はなかなか現れませんので、まずはヤスリやピーリングでの角質ケアが必要となります。
また、「乾燥」以外では「水虫」で足の裏がガサガサしてしまっている可能性もあります。
この場合は水虫の「白癬菌(はくせんきん)」による乾燥なので保湿ケアも効果は得られにくいですし、ヤスリなどでの角質ケアもNG。
角質層を削るケアをしてしまうと、白癬菌をより皮膚の内側へ進行させ症状を悪化させてしまう危険もあるので絶対にやってはいけません。
足裏の乾燥の他に「痒みや痛み」「爪が白っぽい」「水ぶくれのようなブツブツがある」などの症状が見られる場合、
またすでに「ひび割れ」が起きている場合は自己判断でケアするのでなく、皮膚科医の診察を受けることをオススメします。
乾燥によるガサガサ足の場合には、まず余分な角質を落とすことと肌を保湿してあげるケアが何よりも大切になります。
ポイントは「角質を落としすぎないこと」。
角質は皮膚を外部刺激から守る大切な働きをしているものなので、削り過ぎてしまうと「更に角質層を厚くしなければ」と皮膚の角質層をどんどん厚くしてしまい
足のガサガサを更に加速させてしまうのです。
余分な角質を取り除くにはフットファイル(足用のヤスリ)やピーリングがオススメ。
荒い面と細い面があるので削る角質層の量を調節しやすく、角質の取り過ぎなどのデメリットを軽減することができます。
軽石やアカスリでのケアも悪くはないのですが、肌に負担がかかりやすい、削りすぎになってしまう可能性も高いので注意が必要です。
また、どれだけ削ればいいのか分からない場合などには、削らないピーリング商品による角質ケアも
オススメ。
そして角質ケアが終わったらすぐに保湿ケアをしてあげましょう。
体や足用のクリームを塗り、ラップでパックをする方法が手軽で効果的です。
体や足用のクリームがなければ、ハンドクリームや顔用の保湿化粧品を使ってもOK!
しっかり角質ケアと保湿ケアを行っていくと、そのうち保湿ケアだけでも大丈夫になっていきますので頑張って続けていってくださいね。
ヤスリによる角質ケアはあくまでスペシャルケア。毎日やるものではありません。
週に1回程度を目安に、気になるところだけを削りましょう!
また、そこまで厚くなる前に週2~3回のピーリングによる角質ケアを続けることが予防としてもオススメです。
冬の間にケアする事で、春までには足裏のガサガサを治していくことができます。
毎日の生活に「足裏のケア」を取り入れ、ぜひツルツルかかとを手に入れてくださいね。