肌には皮脂線があり、肌を潤わせるために適度な油分が保たれています。
しかし、ひじには皮脂線が少なく油分が補われにくいという特性があります。
さらに、ひじは刺激を受けやすい部位とも言えます。
普段、机に座っている時やPCを触る時、無意識に頬杖をついている方も多いと思います。
その時、ひじは強く圧迫されて大きな刺激を受けています。
これにより角質が過剰に硬くなることで、乾燥や粉ふきを生み出してしまいます。
硬くなったままのひじにケアをしても、十分な効果が得られません。
まずは湯船につかり、硬くなった角質を柔らかくしてあげましょう。
水分を含んで緩んだらマイルドピーリングなどで余分な角質を取り除いていきます。
ただし、頑固な角質を除去したいからといって肌を擦り過ぎるのはNGです。
肌が赤くなり炎症を起こしてしまいます。
優しく撫でる程度にして、1度で完璧にケアしようと考えないことが大切です。
入浴後は、肌の水分がどんどんと蒸発してやすい状態です。
入浴後はすぐに保湿を行って、水分を閉じ込めるようにしましょう。
保湿する際に使用するスキンケア用品は、油分が補えるクリームを利用するのがベストです。
手のひらにクリームを多めにとり、くるくると円を描くようにひじに馴染ませていきましょう。
無理に擦ると色素沈着の原因になってしまうので、優しく行うことがポイントです。
角質を除去した肌はデリケートになっています。
そのまま放置したり、刺激を与えることは絶対にNGです。
ひじも顔と同じように大切に考えてあげてくださいね。
「ひじの角質と保湿のケアは万全だし、もう大丈夫!
と思うのは早とちりです。普段の習慣を変えなければ、全く改善されない可能性も大いにあります。
まずは、ひじをつく動作を徹底的に避けていきましょう。
頬杖はひじにとって一番ダメージを与える行為です。
また、意外とやりがちなのがベッドやソファーに寝転がっている時に体をひじで支える体勢です。
これらを意識的に控えるようにして、積極的にひじを守ってあげることが大切です。
ケア方法や日常動作を見直して、ガサガサや粉ふきのないキレイなひじを手に入れましょう!