かかとの角質が厚くなってしまう原因の多くは、乾燥によるものです。
かかとが乾燥することによって、肌を守るために皮膚が厚くなり乾燥をまねいてしまうというものです。
乾燥の原因は、主にエアコン、ストーブ、電気カーペットなどの環境による影響と、ハイヒールを履くことで無理に足をしめつけてしまう外的な影響 が考えられます。
では、かかとの角質をそのままにしていると、どのような恐れがあるのでしょうか。
古い角質が溜まって厚くなってしまった皮膚は、少しの刺激でひび割れや亀裂が生じてしまいます。
場合によっては、流血し痛みを伴うこともあります。
またその状態で放置していると、ひび割れた隙間から菌が入りやすくなってしまいます。
奥深くまで入り込んだ菌は水虫となって足裏全体に広がってしまう恐れがあるため、とても危険です。
水虫と一言にいっても種類は多岐に渡ります。
指と指の間の皮膚が湿ってふやけてしまう水虫、足裏全体が粉をふいた状態になり乾燥と区別がつかない水虫、といったさまざまな症状があります。
ひどい場合には爪まで菌が繁殖し、爪白癬(つめはくせん)という爪の水虫にかかる恐れもでてきます。
冷えは女性の大敵とも言われ、女性にとって深刻な悩みですよね。
厚手の靴下を履いたりするなど足元の冷え対策をされる女性も多くいると思います。
冷えにより肌の生まれ変わりが正常なペースで行われないと、古い角質が溜まりやすくなります。
そして足の角質が溜まれば、その分皮膚が厚くなってしまいます。
足裏には血流を送り出すという重要な働きがあります。
しかし、皮膚が厚くなることで運動や熱が伝わりにくくなり、さらなる冷えを招いてしまうのです。
さらに、冷えから子宮や骨盤腔内の循環機能の低下などを引き起こす恐れもあるので、たかがかかとの角質と放置することはとても危険です。
寒い冬はかかとの乾燥まで気が回らない、という方も多いかもしれません。
しかし、ご自身の健康のためにも一度かかとをチェックしてみてはいかがでしょうか。
その際、かかとの角質が厚くなっていると感じた場合は、ピーリングで古い角質を落とすことをオススメします。