「毎日ちゃんとスキンケアしているのに、肌トラブルが一向に改善しない」
「スキンケア用品の効果が実感できない」
このような悩みをお持ちの方、もしかしたら肌に角質肥厚(かくしつひこう)が生じている恐れがあります。
今回は、ニキビや乾燥肌などさまざまな肌トラブルを引き起こす「角質肥厚」について詳しくご紹介します!
正常な角質層であればキメが整っているので、肌を守るためのバリア機能が働き、肌の生まれ変わりであるターンオーバーの周期が乱れることはないでしょう。
しかし角質肥厚になると、角質層が分厚くなるためスキンケア用品が十分に浸透することができない、キメが乱れる、バリア機能が働かない、ターンオーバーの周期が遅れるといったことにより肌トラブルに悩まされるようになってしまうのです。
そこで、角質肥厚がどのような影響を肌に及ぼすのかさっそくご紹介します。
健康な肌は、ある一定の周期でターンオーバー(肌の生まれ変わり)を繰り返しています。
しかし、角質肥厚になるとターンオーバーが乱れ、シミの元となるメラニン色素が排出されにくくなります。
その結果、シミができやすくなってしまうのです。
角質肥厚になると、肌のキメが乱れて毛穴が大きくなったり、溝が深くなったりします。
このような状態を放置すると、汚れや皮脂が毛穴に溜まりやすくなります。
これらが酸化することで黒ずみとなってしまうのです。
角質が厚くなると肌の柔らかさが失われ、皮脂などを排出する毛穴の出口が塞がれてしまいます。
すると皮脂が毛穴に留まり、ニキビの原因菌が繁殖しやすい環境となってしまうのです。
肌は角質肥厚になるとうるおいを保つための保湿因子やセラミドが足りなくなり、乾燥しがちになります。
すると肌がちょっとしたダメージにも反応してしまい、一時的な敏感肌を引き起こしてしまうのです。
上記のようにさまざまな肌トラブルを引き起こす角質肥厚は、一体どのような原因によって生じるのでしょうか。
その原因の一部をご紹介します。
空気の乾燥
紫外線ダメージ
食生活の乱れ
睡眠不足
ストレスによるホルモンバランスの崩れ
肌への強い刺激、摩擦
角質肥厚を防ぐために、まずは生活習慣を見直してこのような原因を取り除くことが大切です。
お気に入りのスキンケア用品を使っても、その効果を実感できないのは残念ですし勿体ないですよね。
「スキンケアをしているのに肌の調子が良くない」と感じる場合は、角質肥厚を疑って適切なケアを行うようにしてください。