お風呂の時間は1日の疲れを洗い流す大切なリラックスタイム。全身の汚れを落とし、お肌をまっさらにできる最高のスキンケアタイムです。
そんな時間を使って洗顔をしている方も多いようですが、じつはやり方によってはかえってお肌に刺激を与え、しわやたるみの原因となってしまうこともあるのです。
今回は、ついついやってしまいがちなお風呂での洗顔のNG習慣についてお話しします。
お風呂で洗顔をする際、最後に泡をシャワーで洗い流しているという方は多いですね。
強い水圧のシャワーなら泡をしっかりと洗い流すことができ、気持ちがいいものです。
ですが、洗顔後のやわらかくデリケートになったお肌にとってはシャワーの水圧も大きな刺激となってしまいます。
また、熱い水温が肌トラブルの原因となることもあります。
洗顔に適したぬるま湯の温度は30度前後といわれています。
一般的にシャワーで使うお湯は40度程度に設定されているので、お肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまうことになるのです。
皮脂を奪われて乾燥しやすくなったお肌はハリを失い、しわやたるみ、くすみなどが目立つようになってしまうのです。
「お風呂に入ったらすぐに洗顔する」という方も多いようですが、実はお風呂に入ったばかりのお肌はまだ毛穴が引き締まっており、汚れが落ちにくい状態になっているのです。
洗顔は入浴後しばらくしてから、シャンプーや体を洗った後に行うのがオススメ。
お風呂の蒸気でお肌が温まり、毛穴が開いて汚れが落ちやすくなりますよ。
さらに、シャンプーの後に洗顔することによって顔に付着したシャンプーやコンディショナーのすすぎ残しを取り除くことができます。
シャンプーやコンディショナーが付着しているとお肌や毛穴に刺激を与え、ニキビや吹き出物の原因となってしまうのです。
お肌に刺激を与えずに優しく洗い流すのが、しわやたるみを防ぐ最大のポイント。
たっぷりの泡でお肌を包み込むように洗ったら、洗面器などに一度汲んで人肌よりぬるめになるまで冷ましたお湯ですすぎましょう。
シャワーを直接お肌に当てたりせず、両手ですくい上げてそっと洗い流してくださいね。
さらに、お風呂から出る前に首などをもう一度洗い流しておくことをオススメします。
首や顎の下は洗顔料のすすぎ残しが溜まりやすい部分です。
顔を洗う時と同じぐらいのぬるま湯ですすぎましょう。
また、蒸気たっぷりでうるおいに満ちたお風呂の中では気づきにくいですが、洗顔後のお肌はとても乾燥しやすい状態にあります。
お風呂から上がったら真っ先に保湿ケアを行うようにしましょう。
お風呂の中で使える保湿ケアアイテムを洗面所に用意しておけば、バスタイム後すぐに保湿ケアに移れるので便利ですよ。