春になると街を行き交う人たちもどことなく華やいだ服装となり、とても気持ちの良い季節です。
こんな季節はいつもより念入りにお化粧して気持ちよく出かけたいものです。
しかし「透明感がない」「顔色が妙に悪く見える」こんな経験ってありませんか?
それはもしかしたら肌のくすみが原因かもしれません。
実は春はとても肌がくすみやすい季節です。
もちろん、肌がくすんでしまう原因は一つや二つではありません。
春に肌がくすみやすい原因と対策をご紹介します。
そもそも肌のくすみとはどういった状態なのでしょうか?
人間の肌は常に新陳代謝を繰り返し、新しく作り変え続けられています。
そして古くなった肌は角質となって皮膚の表面から自然と剥がれ落ちていきます。
この古い角質が肌の表面に残ってしまい、何層にも重なっている状態が、いわゆる肌がくすんでいる状態です。
この状態を想像してみるとお化粧のノリが悪くなってしまうのも漠然と理解できると思います。
肌が正常にターンオーバーされていない状態、などとも言います。
なぜ春という季節は肌がくすみやすくなるのでしょうか?
人間の肌はその日の気温、温かさによってそれに適応した状態を保とうとする性質があります。
春は昼夜の寒暖の差が激しいため、肌がそれに適応しきれずにペースを乱してしまう傾向にあります。
さらに冬と比べて暖かく降り注ぐ春の日差しは紫外線量がアップします。
そして肌のシワや弛みの原因となるという「紫外線A波」というものがあり、この紫外線A波がもっとも多いのが春の日光といわれています。
そして春といえば花粉の季節。
花粉は肌表面にもアレルギー反応を起こす場合があり、肌荒れの原因となるといわれています。
さらに春は気温の変化とともに、なにかと生活環境も変わる場合が多い季節です。
この周囲の環境の変化がストレスとなり、自律神経を弱らせて肌の状態を悪くするという悪循環も、春は肌にダメージが多い季節という事の一因になっています。
くすみ対策には一にも二にも保湿が重要です。
そして、くすみの原因は肌に残った角質が原因でもあるため洗顔も大切です。
くすみが気になる時は、洗顔で肌に残った角質を取り除き、その後保湿することで春の肌に対する悪条件に適応できるでしょう。
洗顔で角質が十分に取り除けない場合は、ピーリングを行うようにしましょう。
ピーリングによって、正常なターンオーバー(代謝)が促され、くすみの原因が肌に残らない状態をキープすることもポイントです。
また、肌に合わない保湿クリームなどを使うと肌が過剰に油分を出してしまいます。
肌の過剰な油分の分泌は、くすみの原因となってしまうため逆効です。
まずは自分の肌に合う保湿クリームやパックを見つける事も、くすみ対策の大切な第一歩です。
春に肌をくすませないためにも、今からスキンケアはしっかりと行っていきましょう。