角質層の厚さは0.02~0.03mmととても薄いのですが、たくさんの水分を蓄えて肌を力強く守ってくれています。
そして役割を終えた古い角質は新陳代謝により自然に剥がれ落ち、その内側でゆっくり作られていた新しく美しい角質が出てきます。
この肌の生まれ変わりをターンオーバーと言いますが、このターンオーバーが乱れると古い角質が剥がれることができず角質がどんどん厚くなってしまう場合があります。
これは「角質肥厚」と呼ばれる状態で、さまざまな肌のトラブルの原因となってしまいます。
角質層に十分な水分があることで、肌を守るためのバリア機能を働かせることができます。
しかし、セラミドといった肌の潤いに欠かせない成分が不足している角質層は、バリア機能が低く、紫外線や空気中の汚れや雑菌などのダメージを直接受けてしまいます。
乾燥しやすい肌質、セラミドの不足により乾燥が引き起こされている肌の場合はアクアキープジェルリッチのようにセラミドを配合したスキンケア用品を使うようにしましょう。
さらに乾燥する季節は、部屋を加湿するなどの対策を取り入れることも重要です。
強い紫外線は肌にダメージを与えるだけでなく肌の潤いも奪ってしまうので、肌表面では肌の潤いを守るために角質はどんどん厚くなっていくのです。
紫外線から肌を守るためにも、外出の際には日焼け止めを使用するなどのUVケアを徹底しましょう。
肌を触る癖や、洗顔時に擦ったりする物理的刺激も肌に負担をかけてしまいます。
その結果、角質を厚くしてしまいます。
まずは肌を触れる癖を少しずつ減らすように心掛けましょう。
また、洗顔時にはしっかり泡立てた泡をクッションにして、手が肌に直接触れないように洗うことがポイントです。
さらに、タオルで拭く際も優しく押さえるように水分を肌から取りましょう。
偏った食生活や過度のダイエットなどにより栄養バランスが崩れるのも、肌のターンオーバーを乱す要因です。
特にビタミンB類やビタミンAなどの不足は代謝を低下させてしまうため、角質肥厚を助長させてしまいます。
足りていないビタミン類をサプリメントで補うのも効果的です。
緑黄色野菜やレバーなどを積極的に取り、毎日の食事をバランスよくすることが大切です。
年齢を重ねるごとに代謝はダウンしてしまいます。
さらに、セラミドや天然保湿成分などの量も減少してしまうため、角質が乱れがちになってしまいます。
傷の治りが遅く感じる、年齢による肌質の変化を感じた場合にはエイジングケアに重点を置いた化粧品でのケアなどを取り入れていくようにしましょう。
このようにさまざまな要因で厚くなってしまいやすい角質ですが、日頃の心掛けやケアで改善していくことができるものでもあります。
角質ケアを生活に取り入れて、潤いのある美肌を手に入れましょう。