Tゾーンや口の周りなどの毛穴がポツポツと赤くなっているのに気づいたことはありませんか?
実はこれ、毛穴の奥で炎症が起きているサイン。
放っておくと症状が悪化しニキビができてしまったり痒みが現れたりすることもあるため、早めのケアで改善していくことが大切です。
今回は、そんな赤い毛穴を防ぐためのケア方法をご紹介します。
赤い毛穴は炎症が原因。
炎症を防ぐためには、グリチルレチン酸ステアリルという抗炎症・抗アレルギー作用が強い成分の入ったコスメを使うのがオススメです。
グリチルレチン酸は漢方薬「甘草」から抽出される天然成分ですが、ステロイドと似た構造を持つことから、ネット上では副作用を心配する声も見かけます。
しかし、副作用が心配されるのは内服や注射により直接体内に取り入れた場合のこと。
化粧品による肌への外用使用には副作用の心配はないので安心して使用することができます。
皮脂と古い角質などが混じり合い固まって毛穴を塞いでしまう「角栓」。
角栓によって毛穴が詰まっている状態でグリチルリチン酸などの抗炎症成分を使っても、角栓や古い角質が邪魔をして炎症まで成分が届かないという問題が出できます。
そんな角栓や古い角質を取り除くために取り入れたいのは「ピーリング」によるケア。
定期的にマイルドピーリングゲルで角質ケアを行うことで角栓ができにくい肌になり、抗炎症成分はもちろん美容成分なども効率良く肌に届けることができるようになります。
1週間に2~3回程度のケアとして取り入れてみると良いでしょう。
クレンジング剤や洗顔料の洗浄力が強すぎたり、ゴシゴシ力を入れて洗顔したりすると、
皮膚のバリア機能を担う皮脂や保湿成分まで落としてしまいます。
皮脂や保湿成分が失われバリア機能が弱まったお肌は、水分を維持できないため乾燥し、
紫外線や空気中のホコリなどの外的刺激に直接さらされてしまいます。
そうすると肌はみずからを守るために熱を発し、炎症を起こしてしまうのです。
対処法は、肌に必要な皮脂を落としすぎないよう気をつけること。
1日に何回も洗顔料を使って洗顔をしたり、毎日の化粧落としにオイルやローションタイプのものを
使ったりすると必要な皮脂を落としすぎる場合があるため、注意が必要です。
特にこれから紫外線や外的刺激にさらされる「朝」の洗顔には洗顔料を使わず、ぬるま湯だけで洗顔するように
していくことがオススメです。
クレンジングは、アイメイクなどの濃い部分をポイントメイク専用のリムーバーでしっかり落とし、洗浄力のマイルドなミルクやジェルタイプの
クレンジング剤で残りのベースメイクを落とすようにしていきましょう。
紫外線による炎症の原因となるのはUV-Bという波長。
UV-Bは毛穴や皮膚の炎症・シミをつくる原因になり、さらに肌の表皮細胞を傷つける作用もあるので注意が必要です。
外出する際には日焼け止めやパウダーファンデーションなどでUVケアをすることが大切です。
長時間炎天下の中に居るような場合には、こまめに日焼け止めを塗り直し日焼け帽子や日傘なども併用すると良いでしょう。
放っておくと怖い「赤い毛穴」ですが、日々のケアを気をつけることで炎症を防ぎ改善していくことができます。
赤い毛穴をしっかり防いで、肌トラブルのない美肌を目指していきましょう。