最近話題になっている肌断食は「たまには肌に何もつけない日を作って肌を休ませよう」という美容法です。
普段からスキンケアを入念に行っている人にとって、何もしないでいるなんて信じられないことですよね。
そこで今回は、初心者にも取り組みやすい「週末肌断食」の方法についてお話しします。
「肌断食」というのは、メイクやクレンジングなどをしないことで肌を休ませ、スキンケアをしないことで肌本来の持つ力を引き出そうという考え方です。
いろいろな方法が提案されていて、明確な定義があるわけではありません。
メイクだけでなく化粧水や乳液などのスキンケアもこの先一切やめてしまうという方法もありますが、これは極端すぎてちょっと取り入れづらいですよね。
それに、やはり紫外線対策やエイジングケアが手薄になるのは心配です。
そこで取り入れたいのが、週末などを利用して時々「肌に何もつけない日」を作る方法です。
このやり方なら手軽に試せるし、外出予定の無い日なら紫外線などの外的刺激を受けるリスクも少なくなります。
<肌断食の注意点>
実は乾燥肌の方は肌断食に向いていません。
肌が乾燥した際、身体は肌を守るために皮脂を多く分泌しようとします。
そこで保湿ケアをしないことで、肌本来の力を働かせようとするのが肌断食の目的のひとつです。
しかし、皮脂の分泌が正常に行えない乾燥肌の方は、肌断食をしても乾燥を悪化させる可能性があります。
同様の理由で、皮脂の分泌が少なくなる30代半ば以降の方も注意が必要です。
それでは、具体的に週末を利用した肌断食のやり方をご紹介します。
①金曜の夜からスタート
金曜日は普通に日中、化粧していると思います。
普段ならクレンジング後にしっかりと化粧水や美容液、乳液でスキンケアしていると思いますが、肌断食をする週末は、クレンジング後の肌に何も塗らないことから始めます。
肌がつっぱる感じがする方が多いと思いますが、これは肌がみずからを潤わせるために頑張っている証拠。
化粧水などはがまんして。
②土日は基本、洗顔のみ!
土曜と日曜は、スキンケアとメイクをお休みします。
朝晩の洗顔は水かぬるま湯で行いましょう。洗顔後には何もつけず、メイクもしません。
つっぱりを感じたり、部分的にオイリーになったりといった肌の状態を観察してみて。
何もしないことで、自分の本来の肌質や肌のクセを理解しやすくなるはずです。
③日曜の夜からいつものケアに
週末の肌断食を終えて、月曜の朝の洗顔からスキンケアを再開します。
このとき、洗顔はいつも以上にやさしく、ソフトに行ってくださいね。
また、断食のあとはお腹にやさしいお粥から慣らしていくのと同じように、軽めのスキンケアから始めていくと、急激な変化に肌がびっくりすることもありません。
「アクアキープジェルミスト」などミストタイプでのライトなお手入れや、「アクアキープジェルリッチ」のような手軽なオールインワンケアに切り替えてみるのもおすすめです。
2日休めたことによって、化粧水や美容液の浸透しやすさが変わっていることが実感できると思います。
ただ、月曜から仕事や外出の予定がある場合は日曜から徐々にもとのスキンケアへ戻しておくと安心でしょう。
「最近なぜかスキンケア化粧品の効果が感じられなくなってきた」という方は、もしかすると肌の機能が最大限に働いていない可能性もあります。
たまに週末肌断食を取り入れて、スキンケア効果を高められる肌作りを意識してみてくださいね。