「唇の日焼け」……あまり気にしたことがない、という方がほとんどではないでしょうか?
ところが、油断大敵!じつは唇は皮膚が薄くメラニンが少ないため、紫外線によるダメージを受けやすい場所なのです。
さらに唇には汗腺がなく皮脂による油膜がつくれないため、放っておくと乾燥が進行してしまいます。
乾き切った唇はバリア機能がまったくない状態なので、紫外線に対してまったくの無防備状態に。
では、唇の日焼けの症状にはどのようなものがあるでしょうか。
また、そんな唇日焼けを防ぐためにはどう対処したらよいのかを、あわせて探っていきます。
・唇がカサカサする
・唇の皮がむける
・腫れてひりひりする
・水ぶくれができる
このような症状が出た場合は、唇日焼けを疑ってみましょう。
(注)水ぶくれができてしまっている場合は、日焼けというより火傷に近い症状。
自分で対処せず、皮膚科に行って診察を受けましょう!
そこまで重症でない場合は、自宅でのケアにトライしてみましょう。
①やす
まずは水を直接当てて冷やしましょう。
次に、氷水で冷やしたタオル、またはビニール袋などに氷水を入れたものを当てて冷やします。
氷をそのまま当ててしまうと、唇に張り付いてしまい余計に傷めてしまう場合があるので避けましょう。
②油分で保湿
30分程度冷やしたら、オリーブオイルなどを唇に塗って保湿(油分を補給)しましょう。
これによって唇のバリア機能が回復します。
③ビタミンCを摂取
唇は傷ついてからの回復が早い部分です。
3日ほどで回復しますが、日焼けしないために3日も外出しないわけにはいかないですよね。
そのためビタミンCを摂取するなど、回復までの時間を短縮する工夫をするのも良いでしょう。
○皮を剥ぐ
日焼けすると唇が乾燥して皮がめくれることがありますが、手で剥いだりしてはいけません。
無理に皮を剥ぐことで、再生の準備をしていた皮膚が十分に形成されていないままむき出しになってしまうため、治りが遅くなってしまいます
○唇に刺激になるものを食べる
唐辛子を使った辛い食べ物や塩分の多い食べ物は、唇に刺激になりすぎるため日焼け直後(最低でも3日間)は避けましょう。
○リップメイク
リップメイクはその成分自体が刺激になってしまうことがあり、リップメイクを落とすクレンジングも刺激になってします。
どうしてもメイクをしないといけない場合は、色付きのリップクリームなど負担の軽いアイテムを使って、できるだけ刺激を減らす工夫をしましょう。
○UVカット機能があるリップクリームを使う
顔に塗る日焼け止めを唇に塗るのは間違いではないですが、人によっては荒れてしまう場合があります。
そのため、「メルティジェリーリップ」のようなUVカットできるリップクリームを選ぶのがベストでしょう。
○帽子や日傘で直射日光を避ける
リップクリームでの対策も大切ですが、紫外線を浴びないようにすることが基本です。
曇りの日でもツバのある帽子や日傘を使って、紫外線を唇に当てないように心がけてみましょう。
今回は、唇の日焼けによる症状と、日焼けを防ぐためのアドバイスをご紹介しました。
まだまだ紫外線の強い季節は続きます。
しっかりケアして、一年中みずみずしい唇をキープしましょう!