右の口元だけ下がっている、左の目元だけ深いシワがある……
これらは、いわゆる「顔の歪み」によって起きる、左右の非対称。
鏡や写真で見たとき、自分の顔の思わぬ歪みに気がついたことはありませんか?
じつは、顔の歪みは、体の歪みと深い関係があるのです。
私たちの体の動きは、前後の動き、左右の動き、回転する動きが基本。誰もがこれを組み合わせることで、日常生活をしています。
歪みには、あなたの生来の体の性質のほかに、習慣からくるくせがあります。
普段気づかないままにくせになっている姿勢は、あなたの骨格を歪ませているかも……?
食事の際、知らず知らずのうちに片側で噛み続けていませんか?
いつも同じ方で噛んでいると顎の関節が歪んで、顔の左右のバランスが崩れてしまいます。
このバランスをリセットするには、こんなエクササイズが有効。
上あごと下あごにそれぞれ手を置き、上あごを左に動かすのと同時に、下あごを右に動かしてみましょう。
上あごと下あごを逆方向に動かすことによって顎のバランスが整います。
これを1セットとして、7〜8回繰り返します。
顔の左右のバランスを整えるだけでなく、顔を引き締める効果もあるため、ぜひ試してみてくださいね。
首の骨に歪みがあると、頭痛、イライラをはじめとしたさまざまな不快な症状が起こります。
また、目が疲れて二重が一重になったり、睡眠不足でくまができたり、目の大きさの違いが表れることも。
これらの原因である首の歪みをリセットして、脳への血流をアップしましょう。
まず首を片側に倒したら、首のつけ根を持った状態で逆側に倒すように少し力を入れてみましょう。
すると普通に首を傾けるよりも、首の付け根にある筋が伸びたように感じるはずです。
これを左右で2~3回ずつ繰り返すことで、首の歪みを摂るためのストレッチに。
脳への血流が改善され、目にも良く、首の疲れもラクになります。
頭への血流と首の疲れが改善した先には、すっきりした朝の目覚めが待っていますよ。
笑った際にどちらかの頬だけが上がっていませんか?
こういった特徴があると表情筋が固くなっており血行が悪く、皮膚にハリがなくシワになりやすいという特徴があります。
また、顔が大きくなったと感じたときには、頬骨が歪んでしまっている可能性があります。
頬骨の少し下に指を当て、クルクルとあまり力を入れずにもみほぐしてあげましょう。
ポイントは咬筋という、ものを噛むときに使う筋肉をマッサージすることです。
咬筋の場所は、軽く口を開けた状態で頬骨の下に指を当てて、少し強く噛んだ時に膨らんだ筋肉です。
2~3分ほどマッサージすれば十分ですが、1日に何回か繰り返すとさらに効果的です。