なめらかでうるおいのある肌を保つことは、女性にとって永遠のテーマであり憧れですよね。
肌のトラブルにもさまざまな種類がありますが、冬は「肌の粉ふき」に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
粉ふき肌に悩まされないためにも、原因と対策方法を知っておきましょう!
粉ふき肌の「粉」の正体は、乾燥により剥がれてしまった肌の角質です。
すね、顔、肩、手など全身に現れるもので、進行するとひび割れやニキビなどの肌トラブルに繋がってしまうこともあります。
本来、古い角質は自然にはがれてターンオーバーしていくものですが、まだ新しい、はがれるべきでない角質がはがれてしまうことによって、いわゆる粉ふきの状態となってしまうのです。
角質は肌の表面を雑菌や紫外線、刺激などさまざまなものから守ってくれている部分なので、角質があまりに剥がれてしまうと、肌は刺激にさらされ続けることに……。
粉ふき肌は、いわば「肌バリアが弱っている証拠」ともいえる状態なので、早急にケアをする必要があるのです。
肌への摩擦
肌の汚れを落とすことも大切なのですが、肌をキレイにしようと肌に摩擦を加え過ぎると角質層が傷ついたり、肌を保護している皮脂を落としきってしまいます。
ダメージを受けた角質は水分が逃げやすくなるので、肌の乾燥が進んでしまうのです。
紫外線ケアを怠る
乾燥の大敵といえば、紫外線。
冬場でも地上には多くの紫外線が降り注いでおり、対策せずに外出すると肌は沢山の紫外線を吸収してしまいます。
たとえば、スキー場などでふと鏡を見ると顔が粉をふいている……なんていう状態は、まさにこの紫外線が原因であることが多いのです。
直接紫外線を浴びることで角質層がダメージを受け、水分が逃げて粉ふき肌になってしまうというわけです。
栄養不足、血行が悪い
栄養素は、皮膚、血液、内臓など全身を構成するもの。
全身が必要とする食べ物を摂取していないと、いくらスキンケアで肌を保湿していても根本的な解決にはなりません。
また冬は体の冷えで血流が滞りやすく、全身に栄養や酸素が行き届かずにどんどんと肌質が低下して保湿機能も正しく働かなくなることもあります。
肌の保湿を徹底しても粉ふきが改善されないという場合は、この体内の不調が関係していることもあるでしょう。
■肌に優しい洗い方をする
入浴時の洗顔と体を洗う際は、角質を傷めない洗い方を徹底しましょう。
ポイントは、泡立てたボディソープや洗顔料を使って手洗いすること。
体を洗う時はボディタオルを使うという方もいらっしゃいますが、冬場は手で泡を滑らせるだけで充分です。
皮脂を落としやすくするためにも、一度湯船に浸かり毛穴を開いてから洗い始めましょう。
また、粉ふきの予防におすすめなのが、じつはピーリング。
やさしいピーリングゲルなどでそっと角質をケアしてあげれば、またキレイな角質が育つ環境が整います。
乾燥の時期にこそ、ソフトな角質ケアはおすすめですよ。
■入浴後は保湿重視
入浴した後は、軽く水を拭った状態で、すぐに保湿クリームを全身に塗りましょう。
皮脂の少ないすねや腕などは念入りに、角質に刺激を与えないよう優しく塗り込みます。
また、部屋を暖めるために暖房を付けている方は、空気が乾燥しすぎないように加湿器を付けることを忘れずに。
室内の湿度は60%ほどある状態をキープしてください。
■血液サラサラ、保湿アップに繋がる食事を
血行不良の改善、また栄養不足の改善は内側からの対策も重要です。
肌の潤いを保つために必要なベータカロチンやビタミンCを多く含むブロッコリーや納豆を積極的に取り、うるおいキープに必要な栄養素を摂取しましょう。
血行不良の改善には、血液をサラサラにする食物繊維を含む大豆類、海藻類がオススメです。
肌の粉ふきは、毎日の継続した対策が必要です。
ツルツルの肌で冬を楽しむためにも、まずは健康対策を疎かにしないことから始めましょう!