顔や首まわり、胸部分の皮膚に茶色や白っぽい小さなイボのようなツブツブができてしまうこと、ありませんか?
これは「角質粒」ともいわれているもので、加齢によって肌が老化し、古い角質が溜まることによって発生します。
凹凸があるためメイクでは隠しにくく、顔や首などの目立つところにできやすいので、できてしまうと何とも気になるもの。
角質粒を解消・予防するためには、正しい原因と対処法を知っておくことが大切です。
詳しくご紹介していきますので、ぜひご参考にしてください!
顔や首にできてしまうイボは、加齢によって起こる肌の「ターンオーバー」の乱れが大きな原因となります。
ターンオーバーとは古い皮膚が垢となって剥がれ落ち、新しくきれいな皮膚に変わる「肌の生まれ変わりの周期」のことです。
20代の若い方のターンオーバーの周期は平均で28日くらいといわれていますが、これが30代になると約40日、40代になると約56日、50代は約75日とどんどん長くなっていきます。
これによって角質が落ちにくくなり、古い角質が溜まっていって結果的にイボとして肌に残ってしまうのです。
できてしまったイボをなくすためには肌のターンオーバーを整えることが大切です。
規則正しい生活はもちろんですが、バランスの良い食事やスキンケアをすることでも整えることができますよ。
・たっぷりと睡眠をとる
肌の生まれ変わりは寝ている間に起こっています。質の良い睡眠をとることで、ターンオーバーを正すことができます。
寝る前にストレッチをしたり、寝る数時間前からテレビやインターネットを控えるようにして熟睡できる環境づくりを行いましょう。
・肌の保湿を徹底する
洗顔後やお風呂上りなどは肌が乾燥しやすくなっています。
乾燥状態を放っておくと肌の老化を早めてしまうので、すぐに保湿をしてあげることが大切です。
化粧水は手で温めてから顔に塗るようにすると浸透率が良くなります。
たっぷりと時間をかけてスキンケアを行うように心掛けましょう。
・適度な運動は必須
体を動かすことで血行を促し、ターンオーバーを整えることができます。
電車を1つ手前の駅で降りて1駅分歩く、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使うようにするなど、簡単にできることから始めればOKです。
慣れてきたら家の周りをウォーキングしたり、ストレッチを日課にしたりしましょう。
肌と体の健康を両方手に入れることができますよ。
じつは、自宅で簡単にできるケアとして「ピーリング」はとっても有効。
1回だけのピーリングではなかなか改善が見られないかもしれませんが、何回か繰り返すことでイボが小さく目立たなくなることがありますよ。
ただし、ピーリングは毎日行うと肌の必要な角質や皮脂まで落とし過ぎて、かえって負担となることがありますので、3日~5日に1回のペースでの使用に留めましょう。
ピーリング後は化粧水の浸透もよくなりますので、いつもより念入りな保湿を行うようにしてください。
一度できてしまったイボはスキンケアや生活習慣の見直し、ピーリングなどでコツコツとケアを行うことが大切ですが、新たなものができないように予防することも大切です。
紫外線によるダメージも日焼けによって角質に異常が起こり、イボをつくってしまう原因となりますので、UV対策は日頃から気をつけるようにしましょう。