ニキビができる場所、といってまず思い浮かべるのは「顔」が多いと思いますが、じつは胸や背中、お尻などボディにできることも多いもの。
とくに、なかなか人に相談しにくい「お尻」のニキビに悩まされている人は少なくありません。
お尻にニキビができると、座ったときに痛みが気になったりケアがしにくかったりとなかなか厄介なもの。
できる前に、しっかりと予防をすることが大切です。
そこで今回は、お尻にニキビができる原因と予防法について解説していきます。
ニキビができてしまう原因の代表といえば、皮脂の過剰分泌。皮脂が多く分泌することで、毛穴が詰まりニキビの原因となってしまうというわけです。
ですが、お尻は顔や胸ほど皮脂が分泌する場所ではないはず。ではなぜお尻にもニキビができてしまうのでしょうか?
考えられる原因を紹介していきます。
・下着や服による摩擦
普段身に着けている下着や服がこすれて刺激となり、お尻の角質が硬くなってしまいます。
角質が硬く、厚くなることで皮脂や汚れが毛穴に詰まりやすくなるのです。
また、締めつけが強い下着は肌と密着することで蒸れて汗をかきやすくなり、これもニキビをつくる原因になります。
通気性が良く、肌触りの良い柔らかい下着を選ぶ工夫をしましょう。
・お尻の肌の乾燥
顔や腕などの部分を保湿するように心掛けている方は多いと思いますが、お尻の保湿にまで気をつかっている方は少ないのではないでしょうか。
乾燥している肌は刺激を受けやすくなっているので角質が厚くなったり、皮脂を過剰に分泌したりします。
・シャンプーなどのすすぎ残し
お風呂に入ってシャンプーやリンスをしたときに、流した水がお尻にかかってしまってそのままになるとお尻の毛穴が詰まってしまいます。
これが蓄積されるとニキビができてしまうこともあるのです。
これはお尻だけでなく、背中や首のニキビにも同じことがいえます。
ボディを洗うのは最後にするか、お風呂から上がる際には体をよく流すように気をつけるとよいでしょう。
・同じ体勢でずっと座っている
デスクワークや長距離の自転車移動など、同じ体勢で長時間座っていることでお尻へ負担をかけてしまいます。
体重がお尻にのっている状態ですので皮膚が硬くなり、角質が厚くなってザラつきの原因にもなります。
お尻のニキビを予防するには?
お尻のニキビは一度できてしまうと、下着などで蒸れて治りにくくなってしまいます。
ニキビができる前にしっかりと予防していきましょう。
・お尻は優しく洗うようにする
お風呂で体を洗うときは、ナイロン製のタオルやボディブラシで擦る方が多いと思いますが、強くこするとお尻への刺激となります。
ボディソープや石鹸をしっかりと泡立てて、優しく手で洗うようにしましょう。
・床やイスに座るときはクッションを使う
硬い床やイスに座っているとお尻の角質が硬くなってしまう原因となるので、クッションなどを下に敷いて、お尻への負担を緩和してください。
さらに、長時間座りっぱなしな状況は極力避けて1時間に1回は立ち上がってお尻をマッサージするなどの工夫も必要です。
・ピーリングをする
「ピーリング」というとおもに顔の角質をとるためのケアとイメージする方が多いと思いますが、お尻のニキビ予防にも有効です。
これまでお尻には角質が溜まりやすいということを説明してきましたが、ピーリングをすると生活の中で固くなったお尻の角質を取り除くことができます。
さらにピーリングをすることで毛穴の奥に溜まった皮脂や汚れなども取れるので、ニキビの予防にはピッタリです。
キレイなお尻を保つためにも、ぜひピーリングを試してみてください。
お尻のニキビはできる前に予防することが大切ですが、もしできてしまったら絶対に潰さないように気をつけましょう。
痛いし気になるからといって潰してしまうと、跡になったり黒ずみの原因になったりもします。
もしもひどくなってしまったら、迷わず病院へ。
その前に予防をしっかりして、きれいなボディを保っていきましょう!
できてしまったイボをなくすためには肌のターンオーバーを整えることが大切です。
規則正しい生活はもちろんですが、バランスの良い食事やスキンケアをすることでも整えることができますよ。
・たっぷりと睡眠をとる
肌の生まれ変わりは寝ている間に起こっています。質の良い睡眠をとることで、ターンオーバーを正すことができます。
寝る前にストレッチをしたり、寝る数時間前からテレビやインターネットを控えるようにして熟睡できる環境づくりを行いましょう。
・肌の保湿を徹底する
洗顔後やお風呂上りなどは肌が乾燥しやすくなっています。
乾燥状態を放っておくと肌の老化を早めてしまうので、すぐに保湿をしてあげることが大切です。
化粧水は手で温めてから顔に塗るようにすると浸透率が良くなります。
たっぷりと時間をかけてスキンケアを行うように心掛けましょう。
・適度な運動は必須
体を動かすことで血行を促し、ターンオーバーを整えることができます。
電車を1つ手前の駅で降りて1駅分歩く、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使うようにするなど、簡単にできることから始めればOKです。
慣れてきたら家の周りをウォーキングしたり、ストレッチを日課にしたりしましょう。
肌と体の健康を両方手に入れることができますよ。
じつは、自宅で簡単にできるケアとして「ピーリング」はとっても有効。
1回だけのピーリングではなかなか改善が見られないかもしれませんが、何回か繰り返すことでイボが小さく目立たなくなることがありますよ。
ただし、ピーリングは毎日行うと肌の必要な角質や皮脂まで落とし過ぎて、かえって負担となることがありますので、3日~5日に1回のペースでの使用に留めましょう。
ピーリング後は化粧水の浸透もよくなりますので、いつもより念入りな保湿を行うようにしてください。
一度できてしまったイボはスキンケアや生活習慣の見直し、ピーリングなどでコツコツとケアを行うことが大切ですが、新たなものができないように予防することも大切です。
紫外線によるダメージも日焼けによって角質に異常が起こり、イボをつくってしまう原因となりますので、UV対策は日頃から気をつけるようにしましょう。