季節を問わず地上に降り注ぎ、私たちのお肌に影響を与える紫外線。
日焼けやシミ、シワなどの原因になりますが、その影響は目にも現れます。

紫外線が目に当たると角膜が刺激を受け、充血・ドライアイ・眼精疲労などの症状を引き起こします。
そのまま紫外線を浴び続けると角膜が炎症を起こし、白内障などの重大な病気の原因にもなるのです。 日差しが強い日にサングラスをかけるのは、ただ「まぶしいから」という理由だけではなく、立派な紫外線対策なのですね。

紫外線が目に大きな影響を与えることはすでにお話しましたね。
実は、この紫外線の目への影響がお肌が黒くなるメカニズムのカギを握っているのです。

私たちのお肌は、紫外線が当たると防衛反応としてメラニン色素を生成します。
そのことによってお肌の真皮層が守られるのと引き換えに、お肌が黒くなるのだとか。

メラニン色素は脳が神経を通して「紫外線が当たった」と認識することによって生成されるものです。
ですので、目の神経が紫外線による刺激を受け、炎症を起こすなどすれば当然脳は「メラニン色素を生成しなくちゃ！」と認識します。
その結果、メラニン色素によって全身のお肌が黒くなる、といわれているのです。

紫外線対策は、忘れずに目にも行うようにしましょう。

目を紫外線から守るためにもっとも効果的な対策法は、やはりサングラスを活用することです。
サングラスをかけるだけで、目への紫外線を9割程度カットすることができます。

ここで注意が必要なのが、「まぶしくないから紫外線をよりカットできそう」と色の濃いサングラスを選んでしまうことです。
じつは、あまり濃い色のサングラスを選んでしまうと瞳が光を多く取り入れようとして瞳孔を開き、さらに多くの紫外線を取り入れてしまうのです。
サングラスは色の濃さよりも、きちんと「紫外線カット機能」がついているかを基準に選ぶようにしましょう。

顔に降り注ぐ紫外線の対策に欠かせない帽子も、目への紫外線対策に役立ちます。
7ｃｍ以上のつばの広いものをチョイスすれば、顔と目両方を紫外線からバッチリ保護することができます。
ほかにも、お肌に合った日焼け止めをこまめに塗り直す、ビタミンCが豊富な食材を積極的に摂取するなどの対策を日頃からきちんと行うことが、紫外線に負けないお肌を作るために大切なことです。

紫外線対策は一朝一夕に済ませられることではありません。
さまざまな面から抜かりなく対策を行って、白く明るい素肌をキープしましょう！